私たちがハーブスイーツメソッドについてお伝えするようになってから、もしかすると、このように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
最初に、いちばん大切なことからお伝えすると、
ハーブスイーツメソッドと、私たちのハーブスイーツ講座は、別のものではありません。
ハーブスイーツメソッドとは、これまで講座の中でお伝えしてきたことを、より分かりやすく整理し、言葉にしたものです。
つまり、新しく別の技術や、新しい講座が加わったということではありません。
もともと講座の中にあった学びの考え方を、あらためて見つめ直し、
「私たちは、受講生の皆さまに何を身につけていただきたいのだろう」
「32種類のレシピを学んだ、その先に何があるのだろう」
「ハーブスイーツを自分で考え、作れるようになるまでには、どんな力が必要なのだろう」
と整理したものが、ハーブスイーツメソッドです。
講座の中に、最初からあった考え方です
私たちの講座では、ハーブを使ったお菓子のレシピをお伝えしています。
初級、中級、上級と進みながら、さまざまなハーブや素材、焼き菓子に触れていただきます。
けれど、私たちが目指しているのは、
「このレシピを、この通りに作れるようになること」
だけではありません。
たとえば、あるハーブを使ったマフィンを学んだとします。
そのレシピを作れるようになることも、もちろん大切です。
けれど、その先で、
「このハーブは、どんな香りなのだろう」
「どのくらい加えると、お菓子の中で心地よく香るのだろう」
「果物と合わせるなら、何が合うだろう」
「チョコレートならどうだろう」
「別の焼き菓子に使うことはできるだろうか」
そんなふうに、自分で考えられるようになっていただきたいと思っています。
一つのレシピから、次の一つを考える。
そして、いつかはレシピがなくても、自分でハーブスイーツを組み立てられるようになる。
そのために講座全体を設計しています。
ハーブスイーツメソッドとは、まさに、その考え方を整理したものです。
「香りのバランス」「フレーバーペアリング」「レシピクリエーション」
ハーブスイーツメソッドでは、講座の中で大切にしていることを、大きく三つの柱として整理しています。
一つ目は、香りのバランス。
ハーブは、たくさん入れればおいしくなるものではありません。
ほんの少し増えただけで香りが強くなったり、反対に、他の素材に隠れてしまったりすることがあります。
ハーブそれぞれの個性を知り、お菓子の中で心地よく感じられるところを探していく。
これは、ハーブスイーツを作るうえでとても大切な感覚です。
二つ目は、フレーバーペアリング。
ハーブだけを考えるのではなく、
果物、ナッツ、チョコレート、乳製品、スパイス、茶葉など、
さまざまな素材との相性を考えていきます。
「このハーブには、この素材」
という一つの正解を覚えるのではありません。
実際に組み合わせながら、
「なぜ合うのだろう」
「どこがつながっているのだろう」
と考えることが大切だと思っています。
三つ目は、レシピクリエーション。
これは、学んだことを使って、自分で新しいハーブスイーツを考えていく力です。
講座でお伝えする32種類のレシピは、ゴールではありません。
むしろ、その先へ進むための材料です。
学んだレシピを作りながら、少しずつ、
「このハーブなら、こんなお菓子も作れそう」
「この素材と組み合わせてみたい」
という発想が生まれていく。
そして最終的には、ご自身の感覚でハーブスイーツを組み立てられるようになる。
そこまでを、私たちは大切にしています。
ハーブスイーツメソッドだけを別に学ぶわけではありません
ここは、少し誤解されやすいところかもしれません。
ハーブスイーツメソッドという名前を見ると、
「講座とは別に、メソッドを学ぶコースがあるのかな?」
「まず講座を受けて、その後にメソッドを学ぶのかな?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、そうではありません。
ハーブスイーツメソッドは、講座とは別に存在するものではなく、
講座そのものの中に流れている考え方です。
レシピを作ること。
ハーブの特徴を知ること。
素材との相性を考えること。
香りの強さを感じ取ること。
代用を考えること。
アレンジしてみること。
そして、自分で一つのお菓子を組み立ててみること。
これらは、すべて講座の中でつながっています。
それを、私たち自身があらためて整理し、
「この講座の学びを言葉にするなら、こういうことなのだろう」
とまとめたものが、ハーブスイーツメソッドです。
名前をつけたことで、講座の目的がより見えやすくなりました
実は、私たち自身にとっても、ハーブスイーツメソッドという言葉を整理したことには意味がありました。
これまで講座を作りながら、
「レシピを覚えるだけの講座にはしたくない」
という思いは、ずっとありました。
32種類を作って終わるのではなく、
そこから自由にアレンジし、
自分の好きなハーブや素材で遊べるようになってほしい。
そして、
「次は何を作ろう」
と、自分で考える時間そのものを楽しんでほしい。
その思いで、テキストやレシピ、アレンジ例を作ってきました。
けれど、それらを一つの考え方として名前をつけることで、
講座が何を目指しているのかが、以前よりもずっと見えやすくなりました。
ハーブスイーツメソッドは、何か新しいものを後から付け加えたものではありません。
むしろ、
これまで講座の中で大切にしてきたことに、あとから名前をつけた
という方が、近いかもしれません。
講座を、より深く理解していただくための言葉です
ですから、ハーブスイーツメソッドについての記事を読んでいただくと、
「この講座では、なぜこんな学び方をするのか」
「なぜレシピだけで終わらないのか」
「なぜ素材の組み合わせやアレンジまで学ぶのか」
ということが、少しずつ見えてくると思います。
講座の説明だけでは、どうしても、
「何種類作れるのか」
「どんな教材が届くのか」
「どのくらいの期間学べるのか」
といった、具体的な内容が中心になります。
もちろん、それも大切です。
けれど、その奥には、
どんなふうにハーブスイーツを学んでいただきたいのか
という考え方があります。
その部分を、もう少し丁寧にお伝えするための言葉が、ハーブスイーツメソッドです。
ハーブスイーツ講座を、別の角度から見たもの
とても簡単に言えば、
ハーブスイーツ講座が「実際に学ぶ場所」だとすれば、
ハーブスイーツメソッドは、
その講座が、どんな考え方で作られているのかを言葉にしたもの
です。
別々のものではありません。
同じ一つの学びを、違う角度から見ています。
講座では、実際に手を動かしながら学ぶ。
メソッドの記事では、その学びの背景にある考え方を知る。
両方を合わせて見ていただくことで、
私たちが目指しているハーブスイーツの学びが、より分かりやすく伝わるのではないかと思っています。
そして何より、
「決められたレシピを作れるようになる」
その少し先にある、
「自分で考え、自分の好きなハーブスイーツを作れるようになる」
という世界を、これからも大切にしていきたいと思っています。
日本ハーブスイーツ協会
白水
■あわせて読みたい
ハーブスイーツメソッドについて丁寧にお話しています
▼
https://www.herbsweets-japan.com/blog/190249/
一一一一一一一一一一一
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りと学びを。 ご自宅で気軽に楽しむ初級講座から、資格取得を目指す講座まで。講座の内容や、それぞれの学び方は、『ハーブスイーツマイスター講座のご案内』にてご覧いただけます。 ▼ https://www.herbsweets-japan.com/
他の記事もお読みになりたい方へ。私たち日本ハーブスイーツ協会の活動や、私たちがハーブスイーツを好きになったきっかけなどをまとめています。 https://www.herbsweets-japan.com/blog/cate/15677/