『副業として考えるハーブスイーツ 』

2026年09月12日 03:56
日本ハーブスイーツ協会

ハーブスイーツが好き。
作ることも楽しい。
少しずつ知識も増えてきた。

そんな中で、

「これを副業にすることはできるのかな」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

本業を続けながら。

家族との暮らしも大切にしながら。

空いている時間の中で、好きなことを少し仕事にしてみる。
今すぐ大きく始めるのではなく、小さく試してみる。
副業には、そんな始め方があります。

ハーブスイーツの場合も、

お菓子を販売する。

小さな教室を開く。

ワークショップをする。

レシピを作る。

文章や写真で伝える。

いろいろな形を考えることができます。
今回は、ハーブスイーツを副業として考えるときに、最初に知っておきたいことをやさしく整理してみたいと思います。

〜副業だからこそ、小さく始めることができます〜

副業には、本業があります。
そのため、

「最初から生活費のすべてを稼がなければ」

と考える必要はありません。

まず月に一度。

まず一商品。

まず一回の教室。

そんな小さなところから試すことができます。

実際にやってみて、

楽しい。

続けられそう。

もう少し広げたい。

と思ったら、少しずつ育てていけばよいのです。

〜本業を辞めなくても、試すことはできます〜

好きなことを仕事にしたいと思ったとき、

「今の仕事を辞めるほどの覚悟が必要なのかな」

と考えることがあります。
でも、副業なら本業を続けながら試すことができます。

ハーブスイーツの仕事が自分に合っているのか。

作ることを仕事にしても楽しいのか。

教えることが好きなのか。

お客さまとやり取りすることが好きなのか。

実際に経験しながら確かめることができます。

〜「副業だから簡単」というわけではありません〜

ただし、

副業だから気楽。
副業だから責任が少ない。

というわけではありません。

誰かからお金をいただくなら、仕事です。
販売するなら、

衛生。

食品表示。

アレルギー。

保存。

必要な許可やルール。

教室なら、

安全。

材料。

場所。

参加者への説明。

こうしたことをきちんと考える必要があります。
規模が小さくても、届ける相手への責任は変わりません。

〜まず、本業との時間のバランスを考えます〜

副業で一番大切になるもののひとつが、時間です。

平日は本業。

夜に仕込み。

休日に販売。

その翌日はまた本業。

これを続けると、思っていた以上に疲れることがあります。

そこで、
週にどのくらい使えるのか。

月に何日ならできるのか。

休む日は残せるのか。

最初に考えてみます。

「空いている時間を全部使う」のではなく、「無理なく使える時間」を見つけることが大切です。

〜お菓子を作っている時間だけが仕事ではありません〜

ハーブスイーツを副業にするとき、
実際にお菓子を作っている時間だけを計算すると、少し見誤ることがあります。

材料を買う。

計量する。

仕込む。

焼く。

冷ます。

包装する。

片付ける。

連絡を返す。

告知する。

注文を確認する。

こうした時間もあります。

教室なら、

レシピを作る。

資料を準備する。

場所を整える。

終了後に片付ける。

そんな時間も必要です。

〜「一回できる量」ではなく「毎月続けられる量」を考える〜

休日を一日使えば、たくさん作れるかもしれません。
でも、それを毎週続けられるかどうかは別です。

副業では、

最大でどれだけできるか。
よりも、

このくらいなら来月もできる。
と思える量を考えるほうが現実的です。

月に一回。二回。

最初はそのくらいでも構いません。

〜販売だけが副業ではありません〜

ハーブスイーツの副業には、いろいろな形があります。

焼き菓子の販売。

小さな教室。

季節のワークショップ。

オンラインレッスン。

レシピ作成。

記事を書く。

写真を撮る。

商品開発を手伝う。

自分に合うものを選べます。

「お菓子を仕事にするなら販売」
と決めなくてもよいのです。

〜作ることが好きなら、販売を考えることができます〜

同じものを繰り返し作ることが好き。
丁寧に仕込むことが好き。
誰かに食べてもらうのがうれしい。
そんな方なら、販売という形があります。

ただし、お菓子を販売する場合には、食品を扱う仕事として必要な確認があります。

作る場所や販売方法によって条件も変わるため、実際に始めるときには地域の保健所など適切な窓口へ確認します。

〜人と話すことが好きなら、教室という形もあります〜

「おいしいものを作るだけでなく、作り方を伝えるのが好き」
という方には、教室という形があります。

少人数のハーブスイーツ教室。

季節の一日講座。

親子で楽しむレッスン。

初心者向けの体験会。

副業なら、月に一度だけ開催するという方法もあります。

たくさん開かなくても、一回を丁寧に行うことができます。

〜レシピや発信という働き方もあります〜

実際のお菓子を販売しなくても、

レシピを考える。

文章を書く。

ハーブとお菓子の組み合わせを紹介する。

写真で伝える。

こうした仕事も考えられます。
身体を使って大量に作る仕事とは、また違った形です。
自分の得意なこととハーブスイーツを組み合わせることで、仕事の幅が広がります。

〜本業と似た仕事にする必要はありません〜

本業では事務職。
副業ではハーブスイーツ。

本業では接客。
副業ではレシピ制作。

まったく違っていても構いません。
むしろ、

普段使わない自分の部分を使える。

好きなことを別の形で育てられる。

そこに副業のおもしろさを感じる人もいます。

〜逆に、本業の経験を活かすこともできます〜

これまでの仕事で身につけたものが、意外なところで役立つこともあります。

接客経験。

文章を書く力。

写真。

デザイン。

経理。

企画。

人に説明する力。

SNS。

パソコン。

ハーブスイーツそのものとは関係がなさそうでも、仕事にすると必要になるものがあります。
副業は、これまでの経験を組み合わせる場所にもなります。

〜最初の商品は一つでも構いません〜

副業を始めるからといって、
十種類の商品を作る必要はありません。

カモミールのクッキー。

ローズマリーのスコーン。

季節のハーブ焼き菓子。

まず一つ。
繰り返し作れるものを持つ。

それだけでも仕事の形を試すことができます。

〜商品が少ないと、管理もしやすくなります〜

商品数が増えると、

材料も増える。

在庫も増える。

包材も増える。

表示も増える。

仕込みも複雑になる。

副業では、使える時間が限られています。
そのため、商品を絞ることは大きな助けになります。
少ないことは、弱点とは限りません。

〜季節限定という形も、副業には向いています〜

一年中販売しなくても構いません。

春だけ。

秋だけ。

クリスマスの時期だけ。

庭のハーブが元気な季節だけ。
期間を区切る方法もあります。

「一年中続けなければ」

という負担が減り、季節を楽しみながら活動できます。

〜予約制にすると作りすぎを防ぎやすくなります〜

販売方法によっては、予約を受けた分だけ作るという考え方もあります。
たくさん作ったけれど残ってしまった。
そんなリスクを小さくできます。

何個まで受けるのか。

いつ作るのか。

いつ渡すのか。

自分が管理できる範囲を決めておくと、副業として続けやすくなります。

〜注文数に上限を設けてもいい〜

申し込みが増えると、

「全部受けなければ」

と思うことがあります。
でも、副業には本業があります。

十個まで。

五名まで。

今月は二回まで。

上限を決めることもできます。
断ることは悪いことではありません。
無理をして品質が落ちたり、本業や暮らしに支障が出たりするほうが問題です。

〜価格は「お小遣い程度だから」で決めない〜

副業だから、
少しお金になればいい。

と思うことがあります。

でも、仕事として続けるなら価格は大切です。

材料費。

包材。

場所。

光熱。

移動。

準備。

片付け。

自分の時間。
そうしたものを考えます。
副業だから安くしなければならないわけではありません。

〜自分の時間にも価値があります〜

本業が終わってから二時間仕込む。
休日に三時間教室をする。

その時間は、自分の人生の一部です。

「好きだから無料でもいい」

と思うこともあります。

でも、仕事として続けたいなら、自分の時間を無視し続けると苦しくなります。
好きなことだからこそ、長く続けられる形を考えます。

〜利益は、次の活動を続けるためにも必要です〜

材料を買う。

道具を替える。

学ぶ。

場所を借りる。

新しい試作をする。

仕事には次の活動があります。

利益は、自分のためだけではありません。
活動を続け、次の価値を届けるためにも必要です。
小さな副業でも、無理なく循環する形を考えることが大切です。

〜最初から大きく稼ぐことを目標にしなくてもいい〜

副業という言葉から、

「月にいくら稼げるか」

が気になることがあります。
もちろん、収入は大切です。

でも最初は、

自分に合う仕事か。

続けられるか。

喜んでもらえるか。

適切な価格はどのくらいか。

そうしたことを確かめる期間があってもよいでしょう。
まず仕事として成立する小さな形を作る。
収入は、そのあと育てていくこともできます。

〜売上だけではなく、残るものを見る〜

一万円売れた。

でも材料や場所代でほとんど残らなかった。

準備に何時間もかかった。
そういうこともあります。

副業では、

売上。

経費。

時間。

手元に残るもの。

全部を見ることが大切です。
数字を知ることで、続け方も見えてきます。

〜本業の勤務先のルールも確認します〜

副業を始める場合には、本業の勤務先に副業に関する規定があることもあります。
始める前に、自分の勤務先の就業規則などを確認しておくと安心です。

また、収入が生まれれば税金などについて確認が必要になる場合もあります。
分からないことは、必要に応じて適切な窓口や専門家へ確認します。
仕事として始めるからこそ、曖昧にしないことが大切です。

〜食品を扱うなら、副業でもルールは同じです〜

「少しだけ販売するから」

「知人に売るだけだから」

と考えても、食品を扱うことに変わりはありません。

必要な許可。

衛生管理。

表示。

保存。

販売方法。

自分の活動に必要なことを確認します。
副業という働き方と、食品を安全に届ける責任は別に考えます。

〜ハーブについても、食用として適切なものを選びます〜

ハーブスイーツでは、ハーブそのものへの配慮も必要です。
観賞用ではなく、食品として適切なもの。

保存状態がよいもの。

何を使っているのか分かるもの。

そうした基本を守ります。

自然の植物だから何でも安全、というわけではありません。

〜アレルギーや原材料について説明できるようにします〜

小麦。

卵。

乳。

ナッツ類。

お菓子にはいろいろな材料が入ります。
誰かへ販売したり、教室で提供したりするなら、

何を使っているのか。

自分で把握しておくことが必要です。
副業だからこそ、最初から基本を丁寧にしておくと、あとで困りにくくなります。

〜ハーブを健康効果だけで売らないことも大切です〜

ハーブには健康的なイメージがあります。

でも、ハーブスイーツはまずお菓子です。

「これを食べれば不調が治る」

といった形で伝えるものではありません。

香りがおいしい。

素材との組み合わせがおもしろい。

季節を楽しめる。

そうしたお菓子としての価値を大切にします。

〜副業では、やることを増やしすぎない〜

販売もする。

教室もする。

ブログも書く。

SNSも毎日。

動画も。

イベントも。

始めたばかりの頃は、いろいろしたくなります。
でも、本業もあります。

最初は一つで十分です。

販売だけ。

月一教室だけ。

発信だけ。

やってみて余裕があれば、次を考えます。

〜SNSを毎日しなくても仕事はできます〜

副業を始めると、

「毎日発信しなければ」

と思うことがあります。
でも、大切なのは頻度だけではありません。

何をしているのか。

いつ開催するのか。

誰向けなのか。

どう申し込めるのか。

必要な情報が分かること。

自分が続けられる方法で伝えます。

〜口コミや紹介から始まることもあります〜

最初のお客さまが、

友人。

知人。

その紹介。

ということもあります。
そこから少しずつ知ってもらう。
小さな副業なら、そんな広がり方もあります。
最初から大勢に知られる必要はありません。

〜一人のお客さまとの経験から学べます〜

最初に一人が買ってくれた。
そこから、

包装はどうだったか。

量はちょうどよかったか。

香りはどう感じたか。

受け渡しは分かりやすかったか。

いろいろ学べます。

百人へ届ける前に、一人へ丁寧に届ける。
そこから仕事の基本が見えてきます。

〜副業だから、試しながら変えることができます〜

販売をしてみた。
でも、思ったより仕込みが大変だった。

教室をしてみた。
こちらのほうが楽しかった。

文章を書く活動をしてみた。
意外と自分に合っていた。

そんなことがあります。

副業のよさは、すぐに一つへ決めなくてもよいところにもあります。

〜「向いている仕事の形」を探す期間にしてもいい〜

ハーブスイーツを仕事にしたい。
でも、

販売なのか。

教室なのか。

発信なのか。

まだ分からない。

それでも構いません。

小さく試しながら、

「私はこれが好きなんだな」

と見つけていきます。
副業は、自分の働き方を知るための時間にもなります。

〜本業と副業の両方を大切にする〜

副業が楽しくなると、そちらに気持ちが向くことがあります。
でも、本業があるから安定して試せる面もあります。

本業を疎かにしない。

副業も雑にしない。

両方が無理なく続くところを探します。
どちらかを犠牲にすることを前提にしなくてよいのです。

〜家族との時間も、副業の予定に入れておく〜

休日を全部副業に使う。
夜もずっと作業する。

それが続くと、暮らし全体が変わります。

自分一人の予定だけではなく、

家族。

休息。

家事。

趣味。

そうしたものも含めて考えます。
仕事を増やすときには、何を減らすことになるのかを見ることも大切です。

〜休む日を先に決めてもいい〜

副業は、自分で仕事を入れられるからこそ、休みがなくなりやすい面があります。

注文が入ったら受ける。

依頼されたら断れない。

そうしていると、ずっと仕事になります。

この日は受けない。

この月は少なくする。

注文上限を決める。

休める仕組みも作ります。

〜副業を本業にしなくても構いません〜

副業を始めると、

「いつか独立するの?」

と聞かれることがあります。
でも、副業のまま続けてもよいのです。

本業が好き。

ハーブスイーツも好き。

両方あるのが自分にはちょうどいい。

そんな働き方もあります。
副業は、本業になるためだけの途中段階ではありません。

〜月に数回だからこそ、楽しく続くこともあります〜

毎日作れば、仕事としては大きくなるかもしれません。
でも、

月に二回だから楽しみ。

季節に一度だから丁寧にできる。

そのくらいが自分にはちょうどよい。
そんな人もいます。
回数を増やすことだけが成長ではありません。

〜副業が育ったら、そのとき次を考えればいい〜

少しずつ申し込みが増えた。

もっと時間を使いたくなった。

収入も安定してきた。

本業との両立が難しくなってきた。

そんな時期が来たら、そのとき初めて次を考えてもよいのです。

副業を続ける。

本業の時間を変える。

仕事の形を変える。

独立を考える。

先の答えを今すべて決める必要はありません。

〜小さな収入以上に得られるものもあります〜

副業をすると、お金だけでなく、

誰かに喜んでもらえた経験。

自分で価格を考えた経験。

仕事を作った経験。

伝えた経験。

失敗して直した経験。

いろいろなものが残ります。

それらは、本業とは違う自信につながることもあります。

〜好きなことを、仕事の目で見る経験になります〜

趣味のときには、

今日は作りたいから作る。

でよかった。

仕事になると、

相手はどう感じるか。

いくらなら続けられるか。

品質は安定しているか。

どう届けるか。

考えることが増えます。
それによって、自分の好きなものをより深く知ることもあります。

〜それでも、好きな気持ちを全部仕事にしなくていい〜

ハーブスイーツが好きだからといって、
作るもの全部を販売しなくても構いません。

仕事用のお菓子。

家族と食べるお菓子。

自分だけの試作。

分けてもよいのです。
仕事にならない時間を残しておくことで、好きな気持ちを守れることもあります。

〜副業として考えるなら「無理なく続く」が大切です〜

副業は、本業のあとにあります。
暮らしの中にあります。

だからこそ、

たくさんできるか。

早く大きくできるか。

だけではなく、

疲れすぎないか。

楽しく続けられるか。

品質を守れるか。

家族との時間は残るか。

そんなところも大切です。

〜ハーブスイーツを、自分の暮らしに合う仕事へ〜

ハーブスイーツを副業にする。
それは、

いきなりお店を持つことでも。

大量に販売することでも。

本業を辞めることでもありません。

まず一回。

まず一人。

まず一商品。

自分が無理なくできるところから始めてみる。

販売してみる。

教えてみる。

伝えてみる。

そして、

「これは続けたい」

と思ったら、また次へ。

多すぎたら減らす。

合わなければ変える。

本業を続けたままでもいい。
副業のまま長く続けてもいい。
いつか大きくしてもいい。

大切なのは、自分の暮らしと切り離して考えないことです。

好きなハーブの香り。

お菓子を作る時間。

誰かに喜んでもらえること。

そして、自分の日々の暮らし。

その全部が無理なく重なる場所を探していく。
副業としてのハーブスイーツは、そんな小さな働き方から始めることができるのだと思います。


日本ハーブスイーツ協会
白水

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https://www.herbsweets-japan.com/

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