「私、センスがないので、お菓子作りは向いていないと思うんです。」
この言葉も、本当に何度も耳にしてきました。
きれいに絞れない。
思ったように飾れない。
写真のように仕上がらない。
そんな経験をすると、「自分にはセンスがない」と感じてしまうことがあります。
でも、私はそのたびに思うのです。
本当に、お菓子作りに必要なのはセンスなのでしょうか。
〜センスよりも、まず「楽しめること」〜
結論から言えば、家庭で楽しむお菓子作りに、一番大切なのはセンスではありません。
「また作ってみたい。」
そう思える気持ちです。
センスは、最初から持っているものではなく、続けていく中で少しずつ育っていくものだと感じています。
〜お店のお菓子と比べなくて大丈夫です〜
今は、きれいなお菓子の写真をたくさん目にする時代です。
プロが何十年もかけて磨いてきた技術を見る機会も増えました。
だからこそ、
「こんなふうには作れない。」
と思ってしまう方もいらっしゃいます。
でも、家庭のお菓子の魅力は、そこではありません。
焼きたてを囲む時間。
家族が笑顔になること。
「ちょっと焼きすぎたね。」と笑い合えること。
その時間は、お店では買えない価値です。
〜上手な人ほど、たくさん失敗しています〜
長年、お菓子を作ってきて断言できることがあります。
上手な人は、失敗しなかった人ではありません。
失敗しても作り続けた人です。
生地が思うようにまとまらなかった日。
焼き色が濃くなった日。
思った味にならなかった日。
そういう一日が積み重なって、少しずつ「自分らしいお菓子」ができていきます。
〜暮らしのお菓子には、「正解」がありません〜
仕事では、同じ品質が求められます。
でも、家のお菓子には違う魅力があります。
今日は少し甘さを控えよう。
季節の果物を入れてみよう。
ハーブを少し加えてみよう。
そんな自由さがあるから、お菓子作りは飽きずに続けられるのだと思います。
〜ハーブは、センスではなく「好み」です〜
ハーブも同じです。
「どの香りが正しい」ということはありません。
カモミールが好きな方もいれば、レモングラスに心地よさを感じる方もいます。
「私はこの香りが好き。」
その気持ちが、一番大切です。
だから、植物の世界も難しく考えすぎなくて大丈夫です。
〜30年間作り続けて、今思うこと〜
もし今、「私にはセンスがないから」と迷っておられるなら、私はこうお伝えしたいです。
センスがある人だけが、お菓子作りを楽しめるわけではありません。
むしろ、暮らしを楽しもうとする人ほど、お菓子作りは長く続きます。
焼き上がる香りを楽しみ、
家族と一緒に味わい、
「今日はいい時間だった。」
そう思える一日があること。
それこそが、お菓子作りの一番の魅力ではないでしょうか。
どうか、ご自身のペースで始めてみてください。
完璧なお菓子ではなくても、心に残るおやつの時間は、きっと作ることができます。
一一一一一一一一一一一
はじめての方へ
■まず最初に、ハーブスイーツや、当講座についてはこちらへどうぞ▼
https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/
私の30年のパティシエとしての経験の中で大切にしてきたこと、感じてきたことについて書き綴っています▼
https://www.herbsweets-japan.com/blog/185578/
日本ハーブスイーツ協会
やさしく学ぶハーブスイーツの小さなお便りを、
無料で、7通にわたってお届けしています。
▼
https://m1-v3.mgzn.jp/sys/doubleOptReg.php?cid=G6032222