お菓子教室目線で見た『フレッシュレモンバームのカトルカール』

2026年10月17日 05:20
日本ハーブスイーツ協会のレモンバームのカトルカール

朝、生徒さんを迎える前の静かな台所で、ケトルにお湯を補充しておく時間。
お気に入りのエプロンの紐をきゅっと結ぶと、なんだか私自身の気持ちも、心地よく整っていくような気がします。

そんな穏やかな空気の中で、今日は『フレッシュレモンバームのカトルカール』を焼き上げました。

小さなお菓子教室を開いてから、大切にしているのは「上手に作ること」よりも、誰かと一緒に台所に立つ穏やかな感覚だったりします。
慌ただしい毎日の中で、ほんの少しだけ息をつける場所。
大人数のきらびやかなお教室ではなく、暮らしの延長線上にある少人数での時間だからこそ、お互いの息遣いが伝わるような、落ち着いた空気が流れています。

「お菓子教室なんて初めてなんです」

そう言って、最初は少し緊張気味にドアを開けられた生徒さん。
でも、お庭から摘んできたばかりのレモンバームにナイフを入れた瞬間、お部屋いっぱいにみずみずしい香りがふわりと広がって。
その瞬間に、「わぁ、いい香り……」と、お顔がパッと明るく緩むんですよね。
教えるというより、その心地いい香りを一緒に味わっていく。
そんな時間を、ただただ重ねていきます。

オーブンの中でカトルカールがふっくらと膨らんでいくのを、2人で静かに覗き込む時間もまた、愛おしいものです。
焼き上がって扉を開けた瞬間、焼き菓子の甘い香りと、レモンバームの爽やかな青い香りが混ざり合って、思わずお互いに顔を見合わせて笑ってしまいました。

「家でもちゃんと焼けるかな……」

ノートを取りながら少し不安そうに呟く生徒さんに、「失敗しても大丈夫ですよ」と声をかけると、ほっとしたように微笑んでくれました。
最初から完璧にできなくていいですし、まずはこの香りを楽しむだけでも、十分だと思うのです。
焼き上がったお菓子を一緒に袋へ入れる時間、指先に残るかすかなハーブの余韻。
「久しぶりに、自分のための時間でした」と、嬉しそうに帰っていく後ろ姿を見送りながら、あぁ、今日も良い時間だったなと、洗い物をしながらふと思い返しています。

お菓子作りを通して、何か新しい「好き」を見つける喜び。
そんな時間が、日々の暮らしの中にほんの少しあってもいいのかもしれませんね。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このハーブスイーツの『仕事としてのハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180744/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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