お菓子教室目線で見た『緑茶とローズマリーのクラッカー』

2026年10月15日 02:10
日本ハーブスイーツ協会の緑茶とローズマリーのクラッカー

テーブルや床をキレイに掃除する時間。
それから、教室の終わりに飲むハーブティーを選ぶ時間。
そんな静かな台所で、今日もお一人お一人の生徒さんをお迎えする準備を整えています。

今回は、ミルした緑茶葉と、刻んだフレッシュローズマリーの葉を練り込み『緑茶とローズマリーのクラッカー』を焼き上げました。

自宅の台所の延長線上にあるような、ほんの小さな教室です。
大人数できらきらしたお菓子を作る場所ではなく、2、3人の生徒さんと一緒に、ただのんびりと香りを囲む時間を大切にしています。
「お菓子教室なんて初めてなんです」と、少し緊張した面持ちで玄関をくぐられる方も多いのですが、エプロンをしめて粉に触れているうちに、いつの間にか肩の力が抜けていくのがわかります。
教える、教えられるというよりも、同じテーブルを囲んで「いい香りですね」と笑い合う。
慌ただしい毎日の中で、そんなふうにほっと息をつける時間が、ここには流れています。

オーブンから天板を取り出す瞬間は、いつも小さな歓声が上がります。
扉を開けた途端に広がる、焼き上がった香ばしさと、ハーブの爽やかな空気。
今回のクラッカーは、緑茶のどこかほっとする渋みと、ローズマリーのきりっとした清涼感が、お互いを引き立て合うように優しく香ります。
ぽつぽつと穴のあいた素朴な四角い姿が、なんとも愛おしいんですよね。
「これなら家でも焼けるかな」
そう言って、ノートにそっとペンを走らせる生徒さんの姿を愛おしく眺めています。
お家に持ち帰ったあと、どんなお気に入りのお茶と合わせるのだろう、なんて想像するのも私の楽しみだったりします。

最初から上手に形作れなくても、全然大丈夫なんですよ。
不揃いな形の中にこそ、手作りならではの愛おしさが宿るものです。
まずはハーブを刻んだときの香りや、オーブンを覗き込む時間を、自分のペースで楽しむこと。
「こんな時間が、私の暮らしの中にあってもいいのかもしれない」
そうやって、新しい“好き”を心にひとつ、そっと灯して帰っていただけたら、それだけで十分だと思っています。

洗い物を終えた静かな夕暮れの台所には、まだほんのりとハーブの香りが残っています。
今日も誰かと穏やかな時間を分かち合えたことに、静かな感謝を込めて。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このハーブスイーツの『仕事としてのハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180737/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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