お菓子教室目線で見た『フレッシュスペアミントのマフィン』

2026年10月10日 13:53
日本ハーブスイーツ協会のスペアミントのマフィン

テーブルをきれいに拭くルーティンで、小さな教室の朝が始まります。
お気に入りのレシピ用紙をそっと揃えて、生徒さんを迎える前の静かな台所に立つと、なんだか私まで少し背筋が伸びるような、それでいて心地よい安心感に包まれるのです。

そんな穏やかな空気の中で、今日は摘みたてのフレッシュスペアミントの葉を刻んで練り込んだ、スペアミントのマフィンを焼き上げました。

私の開いている教室は、何十人も集まるようなきらびやかな場所ではありません。
台所の延長線上にあるようなテーブルを、お二人、あるいは私と一対一で囲む、本当に小さなプライベートレッスンです。
「お菓子作りなんて、何年ぶりかしら」
「ハーブをスイーツに使うの、初めてでドキドキします」
最初はそんなふうに、少し緊張した面持ちでエプロンを結ばれる40代から60代の生徒さんが、ここではとても多いんですよ。

でも、お砂糖を量ったり、ハーブの葉をトントンと刻んだりしているうちに、皆さんいつの間にか手の力が抜けて、お顔がふんわりと和らいでいくのが分かります。
立派な技術を身につけることよりも、こうして同じテーブルでハーブの清々しい香りを一緒に囲む時間が、何より愛おしいなぁと感じます。

オーブンに入れて少し経つと、部屋中に甘くてすっきりとした香りが満ちてきます。
「わあ、いい香り!」
そう言いながら、ガラス窓の向こうでぷっくりと膨らむマフィンを一緒に覗き込む瞬間は、何度経験しても胸がときめくものですね。
上手に焼くことよりも、この焼き上がりの愛おしい時間を誰かと分かち合えること。
それだけで、今日の台所時間は大成功なのだと思います。

初めての方も、最初から完璧を目指さなくて大丈夫。
お家に帰って、お気に入りの温かいお茶を淹れて、自分で焼いたマフィンをひとかじりする。
そんなふうに、まずは香りを楽しむことから、ご自分のペースで暮らしに馴染ませていけたら素敵ですよね。
「久しぶりに、自分のためだけの贅沢な時間でした」と、焼き上がったお菓子を袋に詰めて、ほっとした笑顔で帰っていかれる後ろ姿を見送るお片付けの時間は、いつも静かな幸せに満ちています。

お菓子作りが暮らしの小さな止まり木のような、そんな優しい時間になってもいいのかもしれません。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このハーブスイーツの『仕事としてのハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180637/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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