摘みたてのフレッシュローズマリーの葉を細かく刻んで、
生地にやさしく練り込んだ『ローズマリーのベイクドチーズタルト』を焼き上げました。
オーブンから漂う香りを待ちながら、
台所で静かに包装袋を折っている時間が、
私はとても好きなんです。
最初は、ただお友達に「おいしいね」って喜んでもらいたくて、
お家のおやつの延長のように焼いていたお菓子でした。
それが、いつしか「またあのハーブのお菓子、焼いてほしいな」
と言ってもらえるようになって。
プロのお店のように立派なものは作れないかもしれないけれど、
自分が心地いいと思える無理のない形のまま、
少しずつ外の世界へ届いていったんですよね。
大きくお店を構えたり、
たくさん売るために追われたりしなくても、
小さな灯りのような働き方があっていい。
大好きなハーブの香りを、
目の前の誰かとそっと分かち合う。
売るというよりは、
「どうぞ」と手渡していくような感覚が、
日々の暮らしをじんわりと温めてくれます。
今回のタルトは、
表面をこんがりと香ばしく仕上げています。
ひとくち食べると、
ローズマリーのみずみずしい香りが、
チーズのまろやかさに重なって、
ふわりと鼻に抜けていくんです。
お気に入りの温かいお茶を淹れて、
誰かが一息つく時間を想像すると、
なんだかこちらまで豊かな気持ちになってきます。
最初から完璧な何かになろうとしなくても、
自分のペースで十分なんですよね。
暮らしをちゃんと大切にしながら、
好きという気持ちを、
少しずつお客さんの毎日に受け入れてもらう。
そんなふうに、
静かに続いていくお仕事の形があってもいいのかもしれません。
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このハーブスイーツの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/180555/
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