静かな朝、
ハーブの香りがほんのりと残る台所で、
『レッドルイボスとイチゴジャムのシフォン』を焼き上げました。
オーブンから取り出すときの、
ふんわりとした温かさと甘い香りは、
何度経験しても心がほどける瞬間です。
最初は、
本当にただの「家のおやつの延長」みたいな感じだったんです。
自分が好きで焼いていたものが、
お友達に喜んでもらえて、
気づけば「また焼いてほしいな」って言われるようになって。
仕事にするつもりなんて、
最初はちっともなかったんですよね。
お店のように立派な設備があるわけでも、
特別な技術があるわけでもないけれど、
無理なく続けられる今の形が、
私にはちょうどよかったみたいです。
平日の慌ただしい日々のなかでも、
お菓子を焼いている時間だけは、
じっくりと自分に戻れる小さな灯りのよう。
たくさん作って大きく売るのではなくて、
「今週も、あの人に届くといいな」と思いながら、
ひとつずつ丁寧に袋に包んで、手渡していく。
暮らしのなかに、
そっとお菓子作りという仕事が溶け込んでいる感覚が、
とても心地いいなと感じています。
今回のシフォンケーキには、
細かくミルしたレッドルイボスの茶葉と、
お家で作ったイチゴジャムを贅沢に練り込んでみました。
焼き上がると、
ルイボスの少しエキゾチックで深い香りと、
イチゴの甘酸っぱさが重なって、
なんともやさしい印象になるんです。
お気に入りの紅茶を淹れて、
このお菓子を切り分ける、
誰かの静かなティータイム。
そんな時間を想像していると、
「あぁ、また来週も焼こうかな」って自然と思えてきます。
お菓子を通じて、
誰かの日常にほんの少しの余白を届けているような、
そんな愛着がじんわりと湧いてくるんですよね。
最初から完璧なプロの味を目指さなくても、
いいのかもしれません。
大きな一歩を踏み出すのではなくて、
自分の手の届く範囲で、
少しずつ、
お客さんの暮らしに受け入れてもらえたら。
自分の「好き」という気持ちを、
暮らしを大切にしながら、
静かに誰かと分かち合っていく。
そんな働き方があっても、
いいんじゃないかなぁと思うのです。
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このハーブスイーツの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/180551/
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