冷蔵庫を開けて、卵とイチゴジャムが残っているのを確認する。
そんな何気ない一歩から、今日のおやつ作りが始まります。
棚の奥からお気に入りのエプロンを取り出して、そっと紐を結ぶ。
スマホの通知も少しだけお休みして、自分だけの静かな台所に立つ時間は、なんだか呼吸が深くなるような気がするのです。
そんな穏やかなひとときに、ミルしたドライレッドルイボスと自家製イチゴジャムを練り込み『レッドルイボスとイチゴジャムのシフォン』を焼き上げました。
お菓子作りというと、どうしても「失敗しないように」「完璧に膨らむように」と肩に力が入ってしまうかもしれませんね。
でも、趣味として楽しむのなら、もっと自由でいいのだと思います。
毎日頑張らなくても、ふと思い立った時にボウルを取り出す。
形が少し歪んでしまっても、それはそれで愛嬌があって、お茶の時間は十分に温かいものになります。
暮らしの中に静かに馴染んでいく、そんな距離感が心地よいのです。
オーブンから漂ってくるのは、ルイボスのどこか懐かしい香ばしさと、イチゴの甘い香り。
焼き上がったシフォンケーキにそっと触れると、指先から伝わるやわらかさに心がふわりと解けていきます。
一口食べれば、ルイボスの深い余韻が広がって、次はどんなハーブティーを合わせようかな、なんて楽しみも湧いてきたりして。
プロのような仕上がりを目指すより、自分のために、あるいは家族のために、「美味しいね」と言い合えるくらいの気軽さが、長く続いていく秘訣かもしれません。
最初からすべてを覚えようとしなくて大丈夫。
粉とハーブが混ざり合っていく様子を眺めたり、お湯が沸く音を聴いたり。
そんな断片的な心地よさを積み重ねていくだけで、十分すぎるほど贅沢な時間です。
少しずつ、自分の手のひらに馴染んでいけばいいんですよね。
今日のシフォンも、明日になればもっと味が落ち着いて、また違った表情を見せてくれるはず。
そんな小さな変化を楽しみながら、また気が向いたら焼いてみようかな、と思えるくらいがちょうどいい。
お菓子作りって、もっと軽やかで、優しいものであってもいいのかもしれません。
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このレッドルイボスとイチゴジャムのシフォンの『ハーブスイーツを作る喜び』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/180103/
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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]