仕事としてのハーブスイーツ『レモンタイムとぶどうのカトルカール』

2026年10月06日 16:31
日本ハーブスイーツ協会のレモンタイムとぶどうのカトルカール

摘みたてのフレッシュレモンタイムの葉を刻んで練り込み、トッピングにぶどうを並べてから『レモンタイムとぶどうのカトルカール』を焼き上げました。

オーブンから漂う甘い香りに包まれながら、お気に入りの包装紙を一枚ずつ選ぶ時間。
「専門店みたいに立派じゃないかもしれないけれど、やっぱりこの組み合わせが好きだな」なんて思いながら、焼き上がったお菓子をそっと網の上に並べていきます。
最初はただ、知り合いに手渡して喜んでもらえるのが嬉しくて焼いていただけだったんですよね。
それが少しずつ、小さな台所から外の世界へ、静かに広がっていったような気がします。

お店を大きくしたいとか、たくさん売りたいとか、そういうことではなくて。
自分の暮らしの心地いいリズムを壊さないまま、小さな灯りをともすように続けていく働き方。
そんな営みが、今の私にはちょうどよかったりします。
お菓子を売るというよりも、ハーブが香るおだやかな時間を、誰かへそっと手渡していくような感覚。
買ってくださった方が「お茶の時間にいただきました」と教えてくれるたび、私の小さな台所と、誰かのリビングがやさしくつながる嬉しさを噛みしめています。

今回のレモンタイムとぶどうのカトルカールも、そんな風に誰かの特別なひとときに寄り添えたらいいな、と思いながら仕込みました。
焼き上がりの素朴な表情や、袋を開けた瞬間にふわりと広がるレモンのような爽やかなハーブの余韻。
温かい紅茶を淹れて、切り分けたお菓子を口に運ぶとき、せわしない日常が少しだけスローダウンしていく。
そんな静かな時間を、どこかで誰かが過ごしてくれているかもしれないと想像するだけで、また次のハーブを刻みたくなるから不思議です。

最初から立派な職人さんを目指さなくても、きっと大丈夫なんですよね。
「これが好き」という気持ちを大切にしながら、自分のペースで、少しずつお客さんの暮らしに受け入れてもらえたら。
そんな風に、暮らしの延長線上にある仕事の形が、もっとあってもいいのかもしれません。
ハーブの香りが残る静かな台所で、今日もそんなことを考えています。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このハーブスイーツの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180550/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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