仕事としてのハーブスイーツ『柿とキンモクセイのカトルカール』

2026年10月05日 19:28
日本ハーブスイーツ協会の柿とキンモクセイのカトルカール

ミルしたドライキンモクセイを練り込み、スライスした柿をトッピングに並べてから『柿とキンモクセイのカトルカール』を焼き上げました。
オーブンからふんわりと甘い香りが漂うなか、お気に入りの包装紙を机に広げて、どれが合うかなと選ぶ時間。
「最初はね、お友達に渡していただけだったんです」
そんな風に照れくさそうに笑う方の顔が、ふと頭に浮かびました。
仕事にするつもりなんて全然なかったけれど、気づけば「また焼いてほしい」と言ってもらえるようになって。
小さなお菓子箱をそっと並べる瞬間の、あの少し誇らしくて、じんわりと温かい空気。
そんな、暮らしの延長にある小さな営みの景色が、私はとても好きなんです。

プロのお店のように、立派で完璧な形じゃなくてもいい。
自分の暮らしを壊さないくらいの、ほんの小さなスペースで、無理なく続けていける形。
それが、今の私にはちょうどよかったりします。
作ったものを売るというよりは、お裾分けの延長のように、大切に「手渡していく」ような感覚。
慌ただしい毎日を過ごすなかで、その静かな時間が、自分自身の心を灯す小さな明かりになってくれるんですよね。

焼き上がった『柿とキンモクセイのカトルカール』の袋をそっと開けると、どこか懐かしい秋の気配のような、キンモクセイの優しい余韻がふわりと広がります。
じっくりと甘みの増した柿のみずみずしさと、ハーブの香りがなじんだ生地。
これが誰かの大切なお茶の時間に届き、お気に入りの温かい飲み物と一緒に楽しんでもらえるのかな、と思うと、なんだか胸の奥がじんわりと温かくなります。
「美味しかったよ」の言葉をもらうたびに、また焼きたくなる。
そうやって、少しずつ“仕事の灯り”として、自分の生活に馴染んでいくものなのかもしれません。

最初から大きな夢を掲げたり、立派な準備をはじめなくても、きっと大丈夫。
自分の心地よいペースで、大好きな香りをほんの少しずつ、誰かの暮らしに受け入れてもらえたら、それだけで十分素敵だと思うのです。
好き、という気持ちを、自分のままで形にしてみる。
そんな働き方が、もっとあってもいいのかもしれませんね。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このハーブスイーツの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180548/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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