仕事としてのハーブスイーツ『紅茶とローズマリーのスコーン』

2026年10月03日 17:57
日本ハーブスイーツ協会の紅茶とローズマリーのスコーン

ミルした紅茶葉と、刻んだフレッシュローズマリーの葉を練り込んで、『紅茶とローズマリーのスコーン』を焼き上げました。
オーブンを開けた瞬間、甘いお菓子の香りに混ざって、すうっと清々しいハーブの香りが台所いっぱいに広がります。

最初はね、本当にただ、お友達に渡していただけだったんです。
「うまく焼けて嬉しくて、誰かに食べてほしくて」という、本当にささやかな気持ちからでした。
それが気づけば、「またあのスコーン焼いてほしいな」って言われるようになって、少しずつ、焼いたお菓子が外へ出ていったんですよね。

仕事にするつもりはなかったんですけどね、と微笑む方の気持ち、なんだかとてもよく分かります。
大きなお店を開くわけでも、たくさん売り上げるわけでもないけれど、袋を折りながら焼き上がりを待つ時間は、とても静かで愛おしいものです。
プロのお店のお菓子みたいに立派じゃないかもしれないけれど、誰かのティータイムを想像しながら焼く感覚は、自分の暮らしをふんわりと温めてくれます。

注文をいただいた分だけ、無理のない範囲で、小さな台所から始まる仕事の景色。
そこには、慌ただしい日々の中でも、小さな灯りがともるような心地よさがあります。
売る、というよりは、お気に入りの香りを誰かに「手渡していく」ような感覚に近いのかもしれません。
自分の暮らしを壊さずに、自分のペースで細く長く続いていく働き方って、とても素敵ですよね。

今回の『紅茶とローズマリーのスコーン』は、袋を開けた瞬間、ローズマリーの爽やかな余韻が優しく鼻をくすぐります。
お気に入りの温かい飲み物を淹れて、ゆっくりと一口かじると、心がじんわりとほどけていくようです。
お菓子を受け取ってくれた方の暮らしに、そんな穏やかな時間が少しずつ馴染んでいってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
外の誰かと繋がっていく喜びが、また次も焼きたくなる小さな原動力になっていくのですね。

最初から立派な形を目指さなくても、きっといいのだと思います。
自分の「好き」を、少しずつお客さんの暮らしに受け入れてもらう。
そんな風に、暮らしの延長線上で、自分らしく仕事の灯りを灯していく生き方も、心地よくていいのかもしれません。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

この紅茶とローズマリーのスコーンの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180540/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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