仕事としてのハーブスイーツ『カモミールとハチミツの焼きドーナツ』

2026年09月25日 18:57
日本ハーブスイーツ協会のカモミールとハチミツの焼きドーナツ

お湯を沸かしながら、次に焼くお菓子を考える時間。
そして、自分のおやつとして焼いていたものが、少しずつ広がっていく感覚。
そんな穏やかな時間のなかで、カモミールとハチミツの焼きドーナツを焼き上げました。

最初は、ただ自分のために淹れたハーブティーと、それに合わせる小さなお菓子があれば、それで十分に幸せでした。
でも、お裾分けした友人から「また食べたいな」と言ってもらえたり、小さなマルシェの片隅にそっと並べさせてもらったりするうちに、なんだか不思議な変化が生まれてくるのです。

それは、大きなお店を開くとか、毎月たくさんの売上を上げるといった、背伸びをしたお話ではありません。
自分の暮らしのペースをちゃんと守りながら、大好きなハーブの香りを、必要としてくれる誰かへそっと手渡していくような感覚。
そんな、小さく静かに続いていく働き方があってもいいんじゃないかな、と最近よく思うんですよね。

今回焼いたドーナツには、細かくミルしたドライジャーマンカモミールと、まろやかなハチミツをたっぷりと練り込んでいます。
オーブンから漂うのは、どこか焼きリンゴにも似た、優しくて甘いカモミールの香り。
焼き上がった丸いドーナツをひとつずつそっと袋に詰めていると、これを受け取ってくださった方が、どんな風にティータイムを過ごすのかな、と想像が膨らみます。
お気に入りのカップに紅茶を注いで、このお菓子をひとかじりする、その静かなひととき。

その誰かの豊かな時間のまんなかに、自分が作ったお菓子がそっと寄り添えていること。
売る、というよりも「分かち合う」に近いその営みは、慌ただしい日々のなかでも、自分の心にぽっと小さな灯りをともしてくれるような、そんな温かさがあるのです。

最初から完璧なパッケージを用意したり、立派な工房を持たなくても大丈夫。
台所から漂う良い香りに包まれながら、できる範囲で、少しずつ誰かのもとへ届けていく。
暮らしの延長にあるそんな仕事のカタチが、時間をかけてゆっくりと、自分の生活に馴染んでいけばいいのかもしれませんね。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このカモミールとハチミツの焼きドーナツの『趣味として楽しむハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/180520/

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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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