ハーブスイーツを作る喜び『レッドローズとカカオマスのカトルカール』

2026年08月27日 00:44
日本ハーブスイーツ協会のレッドローズとカカオマスのカトルカール

ミルしたドライレッドローズと、細かく刻んだカカオマスを生地にたっぷりと練り込んで。
オーブンから取り出したばかりの、香ばしくも華やかな『レッドローズとカカオマスのカトルカール』を焼き上げました。

扉を開けた瞬間に広がる、濃厚なカカオの香りと、それを追いかけるように立ち上がる薔薇の芳香。
熱を帯びた型からそっと外すとき、その重みに「ああ、今日も無事に焼けてくれた」と、小さく安堵する瞬間がたまらなく好きです。

お菓子作りというと、計量をきっちりして、失敗しないようにと肩に力が入ってしまうかもしれませんね。
でも、ハーブを使ったスイーツを作るときは、もう少し力を抜いて、その「香り」に身を委ねてみてほしいのです。

ドライローズをミルで挽いているときの、あのカサカサという乾いた音。
立ちのぼる、どこか懐かしくて気品のある香り。
ボウルの中で粉とバターが混ざり合い、少しずつ滑らかになっていく手元の感覚に集中していると、いつの間にか頭の中のざわつきが静まっていくのを感じます。

まるで、お菓子を焼いている時間そのものが、自分への静かな贈り物のようで。
上手に焼くことだけが正解ではなく、この香りに包まれているひとときこそが、何よりの贅沢なのかもしれません。

今回のカトルカールは、カカオマスのほろ苦さのあとに、レッドローズの余韻がふわりと鼻に抜けていきます。
派手さはないけれど、どこか凛とした、大人のための焼き上がりになりました。
一切れ切り分けて、お気に入りの温かい飲み物を用意する。
そんな自分のための静かな時間は、きっと明日への小さな活力になってくれるはずです。

「難しそう」と、もし一歩引いてしまっているのなら、どうかそのままの気持ちで大丈夫ですよ。
最初から魔法のように完璧に作れる人なんて、きっといませんから。
ハーブに触れて、その香りに「いい匂いだな」と微笑むことができれば、それはもう立派な一歩です。
少しずつ、仲良くなっていく。
その過程をゆっくりと楽しむゆとりを、大切にしたいですね。

ハーブと向き合う時間は、忙しない日常の中に、ぽっかりと空いた凪の時間のようです。
そこには、自分を整えてくれる優しい魔法が隠れているような、そんな気がしてなりません。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このレッドローズとカカオマスのカトルカールの『ハーブの育て方と手に入れ方』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/178429/


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■まず最初に、全体像を静かに読み進めたい方はこちらをどうぞ▼

[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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