食感を楽しむ『カモミールと林檎のカトルカール』

2026年03月28日 06:21
日本ハーブスイーツ協会の、カモミールと林檎のカトルカールの画像

『カモミールと林檎のカトルカール』

一口頬張った瞬間に、まるでお日様をたっぷり浴びた野原にいるような、優しく甘い香りがふわっと鼻をくすぐります。
「カトルカール」とは、フランス語で「四分の四」という意味を持つ、バター、砂糖、卵、小麦粉を同量ずつ混ぜて作る贅沢な焼き菓子のことです。
今回はその黄金比の生地に、細かくミルしたドライジャーマンカモミールをたっぷりと練り込みました。

カモミールといえば「大地のりんご」という別名を持つほど、甘くフルーティーな香りが特徴のハーブです。
その繊細な茶葉が、焼き上げることで生地の温度と共に目覚め、バターの濃厚な風味と溶け合って、うっとりするような奥深い味わいを生み出しています。
トッピングには、さらにカモミールで贅沢にコンポートした煮林檎を、零れ落ちそうなほどゴロゴロと並べました。

ハーブスイーツの魅力は、何といってもこの「香りの重なり」と「食感の変化」にあります。
しっとりと焼き上がった密度の高い生地の食感と、じっくり煮込まれてとろりとした林檎の柔らかな食感。
その二つが口の中で合わさるたびに、カモミールの清らかで優しい残り香が心地よく広がっていくのです。

ハーブを使ったスイーツと聞くと、少し独特な癖があるのではと構えてしまう初心者の方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、このカモミールと林檎の組み合わせは、まるでお互いが出会うべくして出会った親友同士のように、とても自然で調和のとれたお味です。

ハーブは単なる飾りではなく、素材の甘みを引き立て、お菓子に「物語」を添えてくれる魔法のエッセンス。
一口ごとに心が解き放たれていくような、穏やかなティータイムを届けてくれます。

焦げ目のついた林檎の香ばしさと、生地から溢れるハーブの癒やし。
そんな手作りならではの温もりに包まれながら、五感で楽しむ贅沢なひとときを、ぜひゆっくりと味わってみてください。

詳しいレシピなどは、日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』のホームページにてご紹介しています。

このハーブスイーツの『味わい、余韻、物語。』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/171306/



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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/

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