フレッシュレモンタイムの手ごねスコーンを焼き上げると、キッチンには摘みたてのハーブが運んできた、淡く透き通るような緑色がふわりと広がります。
その色は、雲の間から差し込む柔らかな光を浴びた、芽吹いたばかりの若葉のような色合いかもしれません。
強い主張をしない控えめな緑は、こんがりと焼けたスコーンの小麦色と重なり、どこか懐かしい風景を思い出させてくれます。
それはたとえば、静かな午後の窓辺で、揺れる木の葉の影を眺めているときのような、穏やかな時間によく似合います。
この淡い色を眺めていると、心の中に溜まっていた何かが、さらさらと解けていくような不思議な感覚が生まれます。
忙しなく過ぎていく日常に、ぽっかりと小さな余白ができたような、そんな静かな心地よさ。
特別な準備はいらなくて、ただそこにある色を愛でるだけで、気持ちがふっと軽くなるのを感じるはずです。
お気に入りのカップに温かな飲み物を注ぎ、お皿に載ったこの焼き菓子の色をぼんやりと眺める。
そんな何気ないひとときは、私たちの暮らしに優しく寄り添い、体温に近い安心感を届けてくれます。
目に見える色というよりも、その場の空気が色づくような、繊細で柔らかな存在。
この小さなお菓子が運んでくる淡い緑は、明日への活力というよりは、今日を静かに着地させるための、お守りのようなものに思えてなりません。
あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このレモンタイムの手ごねスコーンというハーブスイーツの『受講生の時間の中のハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/174503/
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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]