夕暮れどきのキッチンに、レモンバームとカカオマスのスコーンが、まだあたたかいまま籠の中に並んでいます。
窓の外では、少しずつ影が長くなり、街のざわめきが静かで柔らかな響きに変わっていく時間です。
一日の仕事や家事をひと通り終えて、自分自身へと戻っていく、そんな晩の気配を感じさせます。
先日ネットで買ったカカオマス。スイートチョコとはちがう、大人のカカオ感を出せるので私のお気に入りです。
今日の夕暮れ前、玄関脇のフレッシュレモンバームと、このカカオマスでスコーンを作りました。たくさん茂った柔らかな葉を刻んでいると、キッチンに広がる穏やかな柑橘の香り。
『この時間が好き』
頬をゆるませながら、そんな言葉が浮かびました。
少し手をかけて丁寧に作るハーブスイーツ。自分と静かにつながる時間。
香りがあるからでしょうか、普通のお菓子作りより、心や気持ちが整うのを感じます。
キッチンからは、焼き上がったばかりの粉の香ばしい匂いと、微かなレモンのような清涼な香りが漂ってきます。
お気に入りの器に、そのスコーンをそっと置きます。
湯気を立てるお茶を用意し、椅子の背もたれに深く体を預けると、肩の力がふっと抜けていくのがわかります。
一口、口に含むと、カカオのほろ苦さが夜の訪れを告げ、後から追いかけてくるハーブの香りが、胸の奥に澱んでいたものを優しく凪いでいくようです。
読みかけの本を開くことも、何かを書き留めることもせず、ただ口の中に広がる風味を追いかけてみる。
そうしているうちに、一日の終わりにふさわしい穏やかさが、ゆっくりと全身に染み渡っていくのを感じるでしょう。
こんなふうに、あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを迎え入れてみませんか?
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このハーブスイーツの『贈り物としてのハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/174112/
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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]