ハーブスイーツと聞いたとき、
ふと「どこの国のお菓子なのだろう」と感じたことはありませんか。
見た目は焼き菓子だったり、クッキーだったり。
どこかで見たことのあるお菓子なのに、
そこに“ハーブ”が加わることで、少しだけ異国の空気をまといます。
では、ハーブスイーツは特定の国から生まれたものなのでしょうか。
結論からお話しすると、
ハーブスイーツは「どこか一つの国のお菓子」というよりも、
ヨーロッパを中心とした家庭の中で、静かに育まれてきた文化に近いものです。
たとえば、ヨーロッパの暮らしの中には、
庭にハーブを植え、それを日常の中で使う習慣があります。
カモミールを乾かしてお茶にしたり、
ミントを刻んで料理やお菓子に添えたり。
ローズの香りをほんの少しだけ加えてみたり。
そうした「香りを楽しむ工夫」が、
特別なものではなく、日々の延長にあるものとして存在していました。
ハーブスイーツは、
そうした暮らしの中から自然に生まれてきたものです。
ですので、フランス菓子のように「この国のもの」と
はっきり言い切れるものではありません。
むしろ、
庭と台所がつながっているような暮らしの中で、
少しずつ形になっていったお菓子
そう捉えると、しっくりくるかもしれませんね。
また、ハーブ自体の歴史はとても古く、
薬草や香りの文化として、さまざまな地域で親しまれてきました。
その流れの中で、
「食べる」という楽しみ方の一つとして、
お菓子に取り入れられてきたのが、ハーブスイーツです。
ですから、ハーブスイーツは
どこか遠い国の特別なお菓子というよりも、
“植物のある暮らし”があれば、
どこでも自然に生まれてくるもの
とも言えるかもしれません。
日本でも、
柚子やよもぎ、桜など、
植物の香りを楽しむ文化がありますよね。
そう考えると、ハーブスイーツは
決して遠い存在ではなく、
私たちの感覚ともどこかでつながっているものです。
ほんの少し香りを添えるだけで、
いつものお菓子が、少しだけ違って感じられる。
そのやさしい変化を楽しむこと。
それが、ハーブスイーツのはじまりなのかもしれません。
日本ハーブスイーツ協会
白水
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