家庭で楽しむための初めてのハーブスイーツ入門☆エルダーフラワーとイチゴのマフィン

日本ハーブスイーツ協会のエルダーフラワーとイチゴのマフィン

ミルのスイッチをそっと押すと、乾燥させたエルダーフラワーが細かなパウダー状に変わっていきます。
ふたを開けた瞬間に広がるのは、まるでお花畑に迷い込んだような、甘くどこか懐かしい香り。
その粉を、ふるった粉と一緒にボウルへ混ぜ込み、赤く艶やかな果実を添えて。
そんな手仕事の時間を経て、エルダーフラワーとイチゴのマフィンを作りました。

ハーブスイーツ、と聞くと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
「特別な道具が必要かしら?」「扱いが難しそう」と、以前の生徒さんもよくおっしゃっていました。
けれど、キッチンで触れるハーブは、実はとても身近で自由な存在なのです。
植物が持つ自然な香りや風味を、いつものお菓子作りにほんの少し分けてもらう。
ただそれだけで、台所がふんわりと優しい空気に包まれます。

今回は、電動ミルを使ってハーブを細かくしたので、生地に馴染みやすく、口当たりもとても滑らかです。
すり鉢で丁寧に当たるのも素敵ですが、日常の中では便利な道具を頼ってもいいのですよ。
エルダーフラワーは「万能の薬箱」とも呼ばれるほど、古くから暮らしに寄り添ってきたハーブです。
マスカットに似たその繊細な香りが、イチゴの甘酸っぱさと重なると、驚くほど奥行きのある味わいになります。

オーブンの中で生地が膨らんでいくのを眺めていると、なんとも言えない愛おしさが湧いてきます。
焼き上がったマフィンを一口頬張ったとき、鼻に抜ける花の香りと、じゅわっと広がるイチゴの果汁。
そのやさしい余韻に、思わず「ああ、おいしい」と独り言がこぼれてしまいました。
こうした小さな感動が、忙しい毎日に静かな句読点を打ってくれるような気がします。

ハーブスイーツは、決してプロだけの特別なものではありません。
いつものボウルや泡立て器、そしてあなたの台所にある道具だけで、十分に始めることができます。
家事の合間の10分や、家族が寝静まったあとのひととき。
そんな隙間時間に、指先でハーブに触れ、その香りを深く吸い込んでみてください。
うまく作ろうと気負わなくて大丈夫。まずは、あなた自身がその香りを楽しむこと。
それが、植物とお菓子が仲良くなる一番の近道だと私は思っています。

お茶を淹れて、焼き上がったお菓子をテーブルに置く。
そのとき、窓から入る光がいつもより少しだけ柔らかく見えるかもしれません。
日常の中に、ハーブという彩りを添える。
それは、自分自身を大切にいたわる、とても穏やかな習慣のように感じます。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このエルダーフラワーとイチゴのマフィンの『初心者さんに優しく伝える植物のお菓子の世界』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/176280/


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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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