家庭で楽しむための初めてのハーブスイーツ入門☆カレンデュラのマフィン

日本ハーブスイーツ協会のカレンデュラのマフィン

ミルの中で、乾燥したカレンデュラの花びらが小さく砕けていく。
そんな静かな音に耳を澄ませながら、ミルしたドライカレンデュラを練り込み『カレンデュラのマフィン』を作りました。
ボウルの中で粉とバターが混ざり合い、そこへ黄金色の花びらが舞い落ちる様子は、まるで春の光を閉じ込めているかのようです。
ハーブスイーツと聞くと、どこか特別な場所でいただくもの、というイメージがあるかもしれませんね。
けれど本当は、もっとずっと身近で、素朴なもの。
植物が持つ香りや風味を、ほんの少しだけお裾分けしてもらう。
そんな気持ちで、いつものお菓子作りにひとさじのハーブを添えるだけで、キッチンはたちまち優しい香りに包まれます。

今回使ったカレンデュラは、その鮮やかな色合いから「太陽のハーブ」とも呼ばれています。
けれど、焼き上がったマフィンから漂うのは、決して主張しすぎない、ひだまりのような穏やかな香り。
一口頬張ると、生地の甘みの奥から、野原を歩いているときのような、どこか懐かしく凛とした風味が追いかけてきます。
この「ほんのりとした余韻」こそが、ハーブスイーツのいちばんの魅力なのかもしれません。
お菓子を口に運んだ瞬間、ふっと肩の力が抜けて、心がしんと静かになる。
そんな穏やかな時間が、お家で過ごすひとときの中に生まれます。

「ハーブを扱うなんて、なんだか難しそう」
もしそう感じていらっしゃるなら、どうか安心してくださいね。
特別な道具を揃える必要はありません。
いつも使い慣れたボウルやヘラ、そしていつものオーブンがあれば、それだけで十分です。
難しく考えず、まずは香りを楽しみ、色の変化を眺めることから始めてみてはいかがでしょうか。
家事の合間の15分や、家族が寝静まったあとの自分だけの時間。
そんな何気ない日常の隙間に、ハーブはそっと寄り添ってくれます。
自分の台所で、自分の手で、新しい香りと出会う。
その「楽しさ」こそが、何よりの大切なエッセンスだと私は思うのです。

ふとした瞬間に、お部屋の空気が少しだけ軽やかになる。
お気に入りのカップに温かい飲み物を淹れて、焼き上がったお菓子をひとつ。
そんな、背伸びをしない、心地よい暮らしの景色。
ハーブのある毎日は、私たちの心を、今よりも少しだけ自由にしてくれるような気がします。
正解を求めるのではなく、今の自分が「心地よい」と感じる香りを、ゆっくりと探していければいいですね。
そんな風に、穏やかな余韻がいつまでも続いていくのかもしれません。

あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを。
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。

このカレンデュラのマフィンの『初心者さんに優しく伝える植物のお菓子の世界』についての過去記事はこちら。

https://www.herbsweets-japan.com/blog/176226/


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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]

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