『なぜ私はハーブスイーツという道を選んだのか』

2026年04月09日 05:00
日本ハーブスイーツ協会

気づけば、この道に立っていました。
振り返ってみても、「ここに行こう」と強く決めた記憶は、あまりありません。
もともと、お菓子作りはずっと身近にありました。
特別なものというより、日常の中にある当たり前のものとして。
そしてその時間を、
いつの頃からか、妻と一緒に過ごすようになっていきました。

妻は、もともと人と関わることが好きで、
お菓子を通して誰かと時間を共有することに、喜びを感じる人です。
教室という形で、誰かに伝えたり、
一緒に手を動かしたり。
その様子をそばで見ているうちに、
「お菓子は、ただ作って食べるものではないんだな」と、
少しずつ感じるようになりました。

そんな日々の中で、自然とハーブに触れるようになりました。
最初は、ほんの少し。
お茶として飲んだり、香りを楽しんだり。
強い主張はないけれど、
空気をやわらかく変えてくれる存在。
ハーブには、そんな静かな力がありました。
そのハーブを、お菓子に取り入れてみたとき。
「これは、ただのアレンジではないな」と感じたのを覚えています。
甘さや食感だけではなく、
香りや余韻まで含めて、一つのお菓子になる。
食べ終えたあとに、
ふっと力が抜けるような、そんな感覚。
それは、今までのお菓子とは少し違うものでした。

妻と話しながら、試作を重ねる時間も増えていきました。
「この香り、いいね」
「こっちは少し強いかな」
そんな何気ない会話の中で、
少しずつ形になっていくものがありました。
特別なことをしているつもりはなくて、
ただ、日々の延長として続いていた時間です。

気づけば、
「ハーブスイーツ」という形が、自然と残っていました。
選んだというよりも、
重なってきたものの中から、静かに残ったもの。
それが、たまたまこの道だった、という感覚に近いです。
派手さはありませんし、
強く人を引きつけるものでもないかもしれません。
けれど、
誰かの時間を少しだけやわらかくする。
ほんの少し、呼吸が深くなるような、
そんなひとときをつくることができる。
ハーブスイーツには、そういう力があると感じています。
だからこそ、今もこの道を続けています。
何かを大きく変えるためではなく、
日々の中に、静かな余白を置くために。
妻と一緒に、
これからも変わらず、
この小さな積み重ねを続けていこうと思っています。


日本ハーブスイーツ協会
事務局長
白水諭


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