そのハーブの、色の印象〜まえがき〜

2026年06月13日 14:04
日本ハーブスイーツ協会

〜まえがき〜

ハーブのことを思い浮かべるとき、
香りや味わいよりも先に、ふと色が浮かぶことがあります。

はっきりと名前を言えるわけではないけれど、
イメージの中でにじむような、やわらかな気配として。

それは、葉の緑であったり、花の淡い色であったり、
あるいは乾いたあとに残る、少し落ち着いた色合いかもしれません。

焼き菓子の中に溶け込んだハーブは、
その色をほんの少しだけ変えながら、静かにそこに在ります。

強く主張することはなく、
けれど、全体の空気をやわらかく整えるように。

朝の光の中で見る色と、
夕方の落ち着いた時間に見る色とでは、
同じものであっても、どこか違って感じられることもあります。

それはきっと、色そのものが変わるのではなく、
それを受け取る側の気持ちの静けさが、時間とともに少しだけ移ろうからなのでしょう。

この巡目では、
ひとつひとつのハーブが持つ「色の印象」を、
静かに辿っていきます。

何かを知るためというよりも、
ただ、そこにある色に目を留めてみるような時間として。

読み進めるうちに、
どこかで見たことのある光や、
まだ名前のついていない感覚が、
そっと重なっていくのかもしれません。


日本ハーブスイーツ協会


一一一一一一一一一一一
■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/

記事一覧を見る