焼いてクッキー瓶にしまっていたカモミールとラベンダーのクッキーを、指先で一枚だけ取り出します。
まだ少し冷たさの残る空気の中に、朝の光が薄く層を成して部屋の隅々に溜まっていく時間です。
いつもより少し早く起きた朝、普段の流れで動く前に、今朝は自分のための時間を過ごしてみたくなりました。
少し眠たそうな身体をやさしくいたわる事から始まる朝。そんな過ごし方に、数枚のハーブクッキーがとてもよく合います。
椅子に座り、寝起きの身体に、やさしい一杯の白湯。
そして一枚一枚、カモミールとラベンダーのクッキーを口に運びます。
ミルで細かく砕かれた二つのハーブの粒は、生地のあちこちに散らばり、焼き色のグラデーションの中に溶け込んでいます。
口に含めば、粉がほどける感触とともに、華やかで心落ち着く香りが、鼻をそっと撫でていきました。
それは、穏やかな朝の時間そのものを形にしたような味わいです。
指に残ったわずかな粉を払い、白湯を一口含みます。
心と身体がゆっくりと整い、今日という日が静かに形を成していくのを感じます。
ハーブの香りは、主張することなく、ただそこに寄り添うように漂っています。
この静かな時間が、これから始まる一日の景色を、ほんの少しだけ透き通ったものに変えてくれるのかもしれません。
窓を開けると、外の空気が静かに部屋の中へ流れ込み、ハーブの香りとまじりあって消えていきました。
特別なことは何も起きないけれど、満ち足りた静けさだけが、そこには確かに置かれています。
こんなふうに、あなたの普段の日常に、穏やかなハーブの香りを迎え入れてみませんか?
日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』にて、その入口を静かにご用意しています。
このハーブスイーツの『贈り物としてのハーブスイーツ』についての過去記事はこちら。
https://www.herbsweets-japan.com/blog/174097/
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■まず最初に、全体像を静かに辿りたい方はこちら▼
[https://www.herbsweets-japan.com/blog/173534/]