『不器用でも大丈夫?ハーブスイーツとの向き合い方』

日本ハーブスイーツ協会

「お菓子作りって、器用な人がするものですよね」

そんなふうにおっしゃる方、実はとても多いんです。

「私、不器用なんです」
「細かい作業が苦手で…」
「レシピ通りにやっているつもりなのに失敗しちゃって」

はじめてお話しする方から、そんな言葉を聞くことも少なくありません。

でも私は、長くお菓子作りに関わってきて、
“器用かどうか”だけではない楽しさが、確かにあるように感じています。

たとえば、
少し焼き色が uneven になったクッキー。

少しだけ形がいびつなスコーン。

ふくらみ方が思ったより控えめだったマフィン。

お店みたいに完璧じゃなくても、
テーブルに並べてみると、
なんだかちゃんと愛おしいんですよね。

特にハーブスイーツは、
「完璧に整っていること」
よりも、

“香りを楽しむこと”
“作る時間を味わうこと”

と、とても相性が良い世界のように思います。

キッチンでお湯を沸かしながら、
ハーブ缶を開ける。

ふわっと立ち上る香りに、
「あ、今日はこの香り、心地いいな」
と感じる。

粉を混ぜたり、
オーブンの前で焼き上がりを待ったり。

そんな小さな時間そのものが、
案外いちばん大切だったりするんです。

だから、
最初から上手じゃなくても大丈夫。

むしろ、
「ちょっと不器用なくらい」
のほうが、
ハーブスイーツのやさしい空気には合っていることもあるように感じます。

丁寧にやろうとして、
ちょっと粉をこぼしたり。

慎重に混ぜすぎて、
少し生地が重たくなったり。

でも、
そういう時間って、
あとから振り返ると案外ちゃんと残っているんですよね。

「今日、自分のためにお菓子を焼いたなぁ」

そんな感覚として。

もちろん、
基本を知ることは大切ですし、
コツを知ると失敗しにくくなることもたくさんあります。

でも、
ハーブスイーツは、
試験のように“正解”を競うものではありません。

暮らしの中で、
少し気持ちがゆるんだり。

お茶の時間がちょっと楽しみになったり。

「また作ってみようかな」

そう思えることのほうが、
ずっと大切なのではないかなと思っています。

実際、
日本ハーブスイーツ協会の講座でも、
「お菓子作りは久しぶりでした」
「初心者なんです」
という方はたくさんいらっしゃいます。

でも皆さん、
少しずつご自分のペースで、
楽しみながら続けてくださっているんです。

だからもし今、

「興味はあるけれど、自分にできるかな」

そんなふうに感じていらっしゃるなら、
まずは難しく考えすぎなくても大丈夫です。

完璧に作ることよりも、

“香りを楽しむこと”
“自分のために小さなおやつを焼くこと”

そのくらいのところから、
ゆっくり始めてみてもいいのかもしれませんね。


日本ハーブスイーツ協会
白水


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