『レモンバーム』とカカオマスのスコーンについて。

2026年02月21日 04:58
日本ハーブスイーツ協会の、レモンバームとカカオマスのスコーンの画像

『レモンバームとカカオマスのスコーン』
焼きたての香りが部屋いっぱいに広がる瞬間、それはまるでお庭の瑞々しさがそのままキッチンに溶け出したかのような至福のひとときです。
今回ご紹介するのは、摘みたてのフレッシュレモンバームと、力強いコクを持つカカオマスを贅沢に練り込んだ、香り豊かな自家製スコーンです。

庭からの贈り物:レモンバームの魅力

「長寿のハーブ」とも呼ばれるレモンバームは、その名の通り、レモンに似た爽やかで気品のある香りが特徴です。
乾燥させたものも便利ですが、やはり摘みたてのフレッシュな葉が持つ香りの鮮烈さは格別。
指先で少し触れるだけで、レモンよりもさらに優しく、どこか蜜のような甘さを秘めたグリーンの香りが立ち上がります。

このハーブには、高ぶった気持ちを鎮めるリラックス効果や、消化を助ける働きがあると言われています。
午後のお茶の時間に、心と体を解きほぐしてくれる最高のパートナーなのです。

〜爽やかさと重厚さのハーモニー〜

このスコーンの主役は、なんといっても「レモンバーム × カカオマス」という意外性のある組み合わせです。

レモンバームの清涼感:
細かく刻んで生地に練り込むことで、焼き上がりの熱と共に香りが花開きます。
口に含んだ瞬間、鼻に抜ける爽やかなハーブの風味が、スコーン特有のバターの重厚さを軽やかに変えてくれます。

カカオマスの深いコク:
砂糖の入っていないカカオマス(カカオ100%)を使用することで、甘さに頼らない「大人のほろ苦さ」を演出。
溶け出したカカオのビターな味わいが、レモンバームの柑橘系の香りと重なり合い、まるでお洒落なショコラティエの限定スイーツのような、複雑で奥行きのある味わいを生み出します。

〜五感で楽しむ、焼き上がりの贅沢〜

オーブンから取り出したばかりのスコーンは、外側はサックリと香ばしく、中はしっとり。
黄金色の生地の隙間から、鮮やかな緑のレモンバームと、濃密な漆黒のカカオマスが顔をのぞかせるコントラストは、見た目にも食欲をそそります。

一口噛みしめれば、まずは小麦とバターの優しい甘みが広がり、次にカカオのキリッとした苦味が追いかけ、最後にレモンバームの爽やかな余韻がふわりと残る……。まさに、「お庭の生命力」をいただくような贅沢なスイーツです。

お気に入りの紅茶を淹れて、少しだけクロテッドクリームを添えれば、そこはもう英国のガーデンティーパーティ。
自分へのご褒美に、あるいは大切な方への贈り物に、この香り高いスコーンはいかがでしょうか。
詳しいレシピなどは、日本ハーブスイーツ協会の『ハーブスイーツマイスター講座』のホームページにてご紹介しています。

このハーブスイーツの《ペアリング》についての過去記事はこちら。https://www.herbsweets-japan.com/blog/170153/

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